本日は、猫背が与える様々な悪影響と、改善方法をお伝えします。
そもそもなぜ姿勢がどんどん悪くなていくのかと言いますと、骨盤を支える筋肉が衰えることによって、骨盤を上手にささえられなくなるからです。
筋肉の衰えが猫背や骨盤の歪みにつながり、結果的に、肩こり、腰痛、そして血液の循環が悪くなり、肌荒れまでも起こします。
正しい姿勢や骨を支えているのも筋肉です。
なので、老けを予防するためには筋肉がとても重要な役割を持っています。
それでは、詳しく解説していきます。
① 姿勢の歪み
筋肉の衰えによって姿勢が歪んでしまうと
老けて見える
代謝が落ち太りやすくなる
肺活量が落ちスタミナ不足になる
肩こり肌荒れ便秘にも影響
【 老けて見える 】
姿勢が悪いと見た目の影響はとても大きいです。 猫背は年齢より老けて見えてしまいますし、姿勢が綺麗な人はスタイルも良く見えます。
【 代謝が落ち太りやすくなる 】
背骨や骨盤の歪みによって、周辺の筋肉が硬くなり、動きが悪くなると代謝が落ち、エネルギーがうまく消費されなくなります。
結果太りやすくなってしまうのです。
肺活量が落ちスタミナ不足になる
背骨が歪んでいる人や猫背の人は肺活量が少なく、空気を十分に吸えない傾向にあります。 肺は胸の全面にある胸骨やろっ骨、そして背骨によって構成される胸郭(きょうかく)と横隔膜の働きによって、膨らんだりしぼんだりして空気を取り入れます。
空気が十分に吸えないということは、細胞が活動するために必要な酸素が十分得られないということであり、体はどうしてもスタミナ不足になってしまいます。
【肩こり肌荒れ便秘にも影響】
背骨には脊髄があり、体にとって重要な神経細胞や血管、老廃物を送り出すリンパ管などが集まっています。
ところが、背骨が歪むと脊髄が圧迫され神経情報がうまく伝達されなくなったり、血行不良が起こったり老廃物がスムーズに除去されなくなったりします。 そうなると、脊髄による内臓の機能が低下し、頭や肩、腰などが痛くなったり肌荒れ便秘などが起こったりしやすくなります。
そして、背骨は首の骨である頸椎(けいつい)ろっ骨がついた胸椎(きょうつい)腰の骨である腰椎(ようつい)など、合わせて24個前後の骨でできていて、それぞれ骨と骨の間には、椎間板という軟骨があります。
椎間板の約80%は水分で構成されていて、ゴムのように柔らかく、骨同士がぶつかるのを防ぐクッションのような役割をしています。
ところが、椎間板は日々の生活の中で少しずつ磨耗していきます。しかも、歳をとると椎間板の水分が失われ厚かったはずの軟骨が次第に薄く、硬くなってきます。
さらに筋肉が弱く姿勢の悪い人は背骨に負担がかかり、椎間板が圧迫されるためさらに厚みが減ってしまうのです。
③ 骨盤の歪み
骨盤を整えるのにも、やはり「筋肉」が関係しています。
〜 骨盤周りの筋肉 〜
骨盤周りには、股関節を動かす筋肉や、腹部を構成している筋肉など、大きな筋肉が数多くあるのが特徴。 骨盤底筋群が骨盤の底を支え、主に上からは腹横筋、下からは内転筋がその骨盤底筋群を支えているのです。
もし筋肉が弱ってしまい骨盤を正しく支えられなくなると、
脂肪がたまる
便秘になる
肌荒れやむくみが起きやすくなる
骨盤は重い上半身を支えていて
大腸や小腸、膀胱、子宮や卵巣を守っている。
この骨盤を支える筋肉が弱くなってしまうと骨盤に歪みが生じて、臓器が下がったり本来の働きができなくなります。
さらにそけいぶの血液やリンパの流れが妨げられ、酸素や必要な栄養が体内に行き渡らなくなったり、老廃物の処理が滞ったりするため身体の代謝機能が衰えてしまいます。 その結果、
脂肪が溜まる、便秘になる、肌荒れやむくみが起きやすくなるなど様々な不調が生じてしまいます。
そのまま脂肪がついてしまうとろっ骨の角度も押し広げられ、余分な脂肪がつくスペースが広がってしまい、ますます内臓が下がりやすくなり、脂肪がつきやすい体になってしまいます。
④ 筋肉で支える
正しい姿勢は筋肉で維持されます。 筋肉の衰えにより骨格が歪んでしまうと、このようにあらゆるデメリットが発生してしまうのです。
さらに体のメンテナンスに重要な睡眠の質にも影響するといわれます。 骨格が歪むと内臓の機能が低下し神経や血管が圧迫されるため、睡眠に関するホルモンの生成、分泌の指令がうまく伝わらずホルモンの運搬が滞る可能性があるというのです。
若々しく活動的であるために骨格が歪まないように、筋トレにより正しい姿勢を維持することが重要です。
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