「筋トレでダイエットして、効果あるの??」
「逆い重くなっちゃうんじゃ…」
「有酸素運動の方が痩せそう」
ダイエットを考えている人が、一番に考えることは”筋トレにダイエット効果はあるのか?”だと思います。
筋トレを行っている人は、体も大きくなり逆に太ってしまいそうだという印象があるかと思います。
・筋トレにダイエット効果はある??
結論から言うとダイエット効果はあります。
それも、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動などに比べて、ダイエットに筋トレを取り入れることで痩せるのはもちろん
”太りにくい体”に変化させることができるのです。
太りやすい体質の人やついつい食べ過ぎてしまう人にとって、こんなに欲しいものはないですよね??
「ほんとにそんな体手に入るのかな??」
と思っている方は、この先を読めばその理由と方法がわかります。
前置きはこのくらいにして早速筋トレのダイエット効果をみていきましょう
筋トレのダイエット効果
1.基礎代謝が上がりリバウンドしにくい
人間の体というのは何もしていなくても、カロリーを常に消費しています。これを”基礎代謝”と言います。
基礎代謝とは何なのか?簡単に説明すると、
人間が生きるためには、呼吸をして血液を全身にめぐらせ、心臓を動かし食べたものを消化したり…と何の運動をしていなかったとしても常に体の中ではいろんな活動が行われいます。そうして、内臓を動かしたり、体温を調節したりすることにも一定数のエネルギーを必要としているのです。
この動いていない状態でも”最低限生きて行くために必要なエネルギー量”のことを”基礎代謝”と呼びます
この基礎代謝が高いということは、何もしていなくても必要となるエネルギー量が大きいということですので、カロリーを多く消費してリバウンドしにくくなるということです。
では、筋トレをするとなぜ基礎代謝が上がるのでしょうか??
それは筋肉が一番カロリー消費が激しいからです
筋肉には、体を動かす・支えるだけでなく、体の熱を作り出したり熱を閉じ込めたりする働きも担っています。
それから、血液を循環させるポンプの役割などの内臓の働きを担っているのも筋肉です。
そのため、必然的に筋肉量が多い=エネルギー消費量が多いということになります。
さらに筋トレをして、筋肉量が増えるということはより多くの最低限エネルギー量が必要になってきます。
ですので、筋トレにより筋肉量が増えるということは基礎代謝が上がり、リバウンドしにくい体になるというわけです。
わかりづらいと言う方は、車で例えてみましょう。
車は停止している時でも、アイドリングによりガソリンを常に燃焼し続けています。
これが人間でいう基礎代謝。
そして、排気量が大きい,ハイパワー,スピードの出る車というのは軽自動車と比べるとガソリンの消費も激しいですよね?
この排気量が大きくなることこそ人間でいう筋肉量が多くなるということです。
要は燃費が悪くなれば、太りにくいと言うわけですね!!
2.体にメリハリがつく
「ダイエットをしたい!!」
という方は、ただ体重を落としたいのではなく、カッコいい,美しい身体が欲しいと思っている方がほとんどだと思います。
男性であれば
「胸板を厚くしたい」
「広い背中が欲しい」
「バキバキに腹筋を割りたい」
女性であれば
「くびれが欲しい」
「バストアップしたい」
「形のいいお尻にしたい」
各々が思う理想の体は体重の数値だけを落とした貧相の身体!ではなく、メリハリのあるカッコいい身体ですよね??
ダイエットに筋トレを組み込むことによって自分の目立たせたい部位を集中的に鍛えることで、メリハリのある理想の身体を手に入れることが可能になってきます。
ただ女性の中には
「筋トレしたら、体が大きくなってしまうんじゃ…」
と心配でなかなか一歩を踏み出せない方もいるとは思いますが、筋トレはやり方の工夫次第で筋肉を大きくすることもできれば、シュッと引き締めることも可能です。
特におうちでできる自重トレーニングなんかはよっぽど、限界まで追い込まない限りは大きい筋肉はつかないので、あまり筋肉を大きくしなくていいと言う方は、自宅でのトレーニングもオススメですね!!
さらにダイエット効果を得るために気をつけること
1 タンパク質をしっかりと取り入れる
基礎代謝を上げるためには、筋肉量を増やす必要があります。筋肉量を増やすためには、タンパク質は切っても切れない必要な栄養素となってきますので、積極的に取るようにしましょう。
また、タンパク質を摂ると”食事誘発性熱産生”という現象が体の中で発生します。
食事誘発性熱産生とは…
食事をするとき、人間の体の中では、栄養を分解する際にその一部を熱として消費する現象のこと
タンパク質・・30%
糖質(炭水化物)・・6%
脂質・・⒋%
これはどういうことかというと、タンパク質を摂ると摂った分の役1/3は体熱としてカロリー消費されているということです。
このように、タンパク質は摂取するだけでもカロリー消費が大きい栄養素であるため摂取しても太りにくい栄養素だということになります。
消費カロリーで使われなかった分は体内に脂肪として蓄積してしまうのですが、タンパク質の場合もとより消費されているので、きっちり消費することができ、必要な分は筋肉の生成に使われるので、摂れば摂るほど一石二鳥となるわけですね!!
だからと言って、
「それならタンパク質だけ取ればいいんだ!!」というわけではないので注意してください。
炭水化物や脂質も体にとって必要な栄養素であることに変わりはありません。
特に、炭水化物を取らない状態で筋トレを行うと、筋トレのエネルギーの源となる糖質が生成されなくなってしまいます。
糖質が不足していると、人間の体は必要なエネルギーを補おうと筋肉の分解(カタボリック)を引き起こしてしまい、筋肉量を減らしてしまいかねないので、トレーニング前にはキチンと糖質も取るようにしましょう!!
2 筋トレの後に軽い有酸素運動を取り入れると効果倍増
筋トレをすると、体の中で成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンは、体の中の脂肪を分解する役割を持っており、分解された脂質は血液中に遊離脂肪酸として放出されます。筋トレを行い、脂肪が分解されたタイミングで、主に脂肪酸をエネルギー源とする有酸素運動を行うことで、脂肪燃焼効果が倍増するというわけです。
ここで注意して欲しいのが、有酸素運動の強度を高めればダイエット効果も上がると思い、激しいトレーニングをしてしまいがちに…
ですが、激しいトレーニングに切り替わると、脂肪酸をエネルギーとする有酸素運動(ウォーキング、ジョギング)⇨糖質をエネルギーとする無酸素運動(筋トレ、短距離走)に切り替わってしまうため、脂肪燃焼効果が薄れてしまう可能性があります。
行う際は、ジョギングやウォーキングなどの軽めの有酸素運動を15〜20分ほど行うようにしましょう!!
3 キチンとした生活習慣を意識しよう
トレーニングは継続が命です。
例え1日にかなりの強度のトレーニングを行ったとしても、
「筋肉痛が痛い」
「明日はだるいから次のトレーニングはだるいから休もう」
「体の調子が悪いから、無理はしないでおこう」
と、続けることができなかったら痩せることはできません。
体のメンテナンスを行い、自分のコンディションをきっちり整えておくことはモチベーションを安定させる一番の要因にもなりますので、ダイエットを決意した時に自分の生活習慣も徐々に変えて行くように心がけて見るのがいいでしょう。
具体的には
・決まった時間に決まったことをする
・食べる量を減らすのではなく、食べるバランスを変える
・体が痛くならないように、ストレッチなどで身体を伸ばしたっぷり睡眠を取る
何も難しいことはやらなくてもOK!
こう言った基本的なことの積み重ねが、体のコンディションを常にいい状態に保つ唯一の方法です。
まとめ
いかがだったでしょうか??
筋トレがダイエットに最も最適な理由は”基礎代謝”が上がってエネルギーを燃やしやすい体になるからということがわかっていただけたかと思います。
さらには、筋トレ×ダイエットの組み合わせを倍増させるために、気をつけるべきことについてもお話しさせていただきました。
以上のことを頭に入れて、筋トレをダイエットに取り入れてみてください。
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